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【連続レクチャー】アートの使い方
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アートで何をすることができるか? この連続レクチャーでは、現代アートの作品や展覧会、アートプロジェクトなどの具体例を挙げながら、いくつかの「アートの使い方」を提案します。そして、アートの知識を得るだけなく、日々の生活や仕事で何かをする/考えるときに、アートをどのように使うことができるを一緒に学びます。それぞれのレクチャーは、遠藤麻衣(俳優・美術家)、清水知子(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授)、菅原伸也(美術批評・理論)、成相肇(東京国⽴近代美術館主任研究員)、BARBARA DARLINg(パフォーマンス/ビジュアル アーティスト)、三上真理子(インディペンデントキュレーター・アートプロジェクトマネージャー)によって行われます。現代アートに興味がある方であれば、どなたでも歓迎です。
期間:2023年8月24日〜11月2日(全6回)
日時:隔週木曜日 19:30〜21:30
会場:SUGAR CUBE(東京都杉並区天沼3-1-5 サン建設ビル地下1階)
※JR線・丸の内線「荻窪駅」北口から徒歩約4分
オンライン:Peatixのイベント視聴ページでのVimeoの埋め込み配信
定員:【会場】20名、【オンライン】20名
受講料:【会場】【オンライン】全6回15,000円(税込)
<予約方法>
https://sugar-cube-6-ways-to-use-art.peatix.com/
#1|Transcultural Living Within: 内なる異文化と共に生きるには?
2023年8月24日(木)19:30〜21:30
講師:三上 真理子|インディペンデントキュレーター・アートプロジェクトマネージャー
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個人にとっても、社会にとっても、他者、そして異文化との出会いは、アイデンティティの確立、そして世界の相対化にとって不可欠です。しかし、自分が暮らす社会や抱える問題意識との距離が近いほど、心地良いものばかりではありません。雑多で時に矛盾しながらも、飼いならしてきた価値観に、さざ波が経つことは少なくありません。本レクチャーでは、近現代の日本社会を外の目から再考するアートプロジェクトを事例に、視点の複数化の可能性とそこに潜む罠について、また思考と実践の曖昧な駆け引きについて、考えていきたいと思います。日常生活から異文化感受性を高めるためのタクティクスを、参加者それぞれが発見できるような場にしたいと思います。
#2|コンビニで作品をつくる
2023年9月7日(木)19:30〜21:30
講師:成相 肇|東京国⽴近代美術館主任研究員
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コピー機が普及し始めた1960年代、その技術はまたたく間に広まり、早くも60年代中ごろには商品名のxeroxがcopyと同じ意味の動詞として定着することになります。コピー機は魔法のような事務用品であると同時に、芸術家にとっては脅威の対象でもありました。ガラス面にものを乗せ、ボタン一つ押すだけで複製のイメージが生み出される。つまり、きわめて簡単な「版画」が世に広まったのです。当時のアーティストはどのようにこの新技術を受け止め、どのように利用したのでしょう。その事例を紹介するとともに、コンビニのコピー機によるワークショップも行います。今日の生成AIの議論にもつながる、複製をめぐる議論の実践的入門です。
#3|移動とアート
2023年9月21日(木)19:30〜21:30
講師:菅原伸也|美術批評・理論
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日本のパスポートは「最強」であるといったニュースを皆さんもどこかで見かけたことがあるのではないでしょうか。確かに日本のパスポートを持っている人々は、さまざまな国に行く際に不自由を感じることは少ないかもしれません。しかし、逆に言えばこのことは、他の「弱い」パスポートを持つ人々やそもそもパスポートを持たない人々は、移動する際に困難を覚える可能性があることを意味しています。さらにそこには、財産の多寡や学歴、技能の有無も影響を与えます。このグローバル化した世界においても決して移動の自由はすべての人々にとって平等ではないのです。スペイン出身のサンティアゴ・シエラとキューバ出身のタニア・ブルゲラの作品を通して、移動の不平等とその克服について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
#4|エイリアンから見る
2023年10月5日(木)19:30〜21:30
講師:BARBARA DARLINg|パフォーマンス/ビジュアル アーティスト
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「アートに政治を持ち込むな」「アートと政治は不可避」のような議論をよく目にします。真逆のことを訴えているように見えますが、そもそもこれらの「アート」と「政治」に対する批判的なまなざしは、「どこ」の「誰」から注がれているのでしょうか。この問いに対して、コミュニティや地域で、さまざまな区分けによって外部化(エイリアン化)される/する身体による「アート」と「政治」の経験からなる視点に着目し、経済や地球環境の課題も踏まえながら考察してみます。
#5|現代アートと動物たち
2023年10月19日(木)19:30〜21:30
講師:清水知子|東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授
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人類最初の洞窟壁画に始まり、絵画、剥製、映像そしてバイオアートにいたるまで、芸術と動物は歴史的にも長く深い関係を築いてきました。そこには、動物たちと多くの時間を過ごしてきた人間の他なるものへの欲望も描きこまれています。人間と動物、人間と自然、その「あいだ」をめぐる力学とはどのようなものだったのでしょうか。またそれはテクノロジーの進展とともにどのように変化したのでしょうか。そして、アートはそこにおいてどのようなダイアローグの場として機能してきたのでしょうか。アートの世界の動物たちについて、具体的な事例をとりあげながら、自然や動物に対する人間の想像的/創造的交渉の過程をめぐるドラマをみなさんと探っていきたいと思います。
#6 はだかになる
2023年11月2日(木)19:30〜21:30
講師:遠藤麻衣|俳優・美術家
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はだかになること。この不自然で不適切な行為がなぜ芸術表現として行われるのでしょうか? 「Your body is a battleground」という表現にあるように、「はだか」は社会的な争いが生じる場所です。これまでの裸体表現を具体的に見ていきつつ、それがどのような争いを巻き起こしたのか、あるいは争いにならなかったのか、異なる時代や国における表現を共有します。そして、本当に露わになっているのはなんなのか?について、みなさんと考えていきます。
/ Events /
【 25/09/15 】『調査的感性術』読書会 #6<第5章|感性超過――意味を形成しないこと>
【 25/09/01 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1924|シュルレアリスムの美学
【 25/08/18 】『調査的感性術』読書会 #5<第4章|超感性術的イメージに住まう方法>
【 25/08/04 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1925a|アール・デコ博覧会
【 25/07/21 】『調査的感性術』読書会 #4<第3章|超感性術>
【 25/07/07 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1925b|ノイエ・ザッハリヒカイト絵画
【 25/06/23 】『調査的感性術』読書会 #3<第2章|感性術>
【 25/06/09 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1925c|ダダとバウハウスの人形と操り人形
【 25/05/26 】『調査的感性術』読書会 #2<第1章|知覚を超える感性術>
【 25/05/05 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1925d|初期抽象映画
【 25/04/21 】『調査的感性術』読書会 #1<序章>
【 25/04/07 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1926|エリ・リシツキイとシュヴィッタース
> CAMP
> 清水知子
『芸術のわるさ』読書会
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『芸術のわるさ』読書会
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8月24日から11月2日まで隔週木曜日に開催予定の「【連続レクチャー】アートの使い方」のプレイベントとして、講師をお願いしている東京国⽴近代美術館主任研究員の成相肇さん、俳優・美術家の遠藤麻衣さん、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授の清水知子さんと一緒に、成相さんの近著『芸術のわるさ – コピー、パロディ、キッチュ、悪』の読書会を開催します。今回は『芸術のわるさ』の「神農の教え」を読んで話し合います。できれば事前に読んで参加するのをおすすめしますが、読んでいなくても、本を持っていなくても大丈夫です。ぜひお気軽にご参加ください。
日時:2023年8月7日(月)19:30〜21:30
会場:SUGAR CUBE(東京都杉並区天沼3-1-5 サン建設ビル地下1階)
※JR線・丸の内線「荻窪駅」北口から徒歩約4分
オンライン:Peatixのイベント視聴ページでのVimeoの埋め込み配信
定員:【会場】20名、【オンライン】20名
料金:【会場】無料(1ドリンクオーダー)【オンライン】無料
<出演者> 成相 肇(東京国⽴近代美術館主任研究員/美術批評家)
遠藤麻衣(俳優・美術家)
清水知子(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授/文化理論、メディア文化論)
<予約方法>
https://sugar-cube-book-club-01.peatix.com/
【 今回読むテキスト 】
「神農の教え」『芸術のわるさ – コピー、パロディ、キッチュ、悪』
https://katabamishobo.com/books
『芸術のわるさ』読書会
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8月24日から11月2日まで隔週木曜日に開催予定の「【連続レクチャー】アートの使い方」のプレイベントとして、講師をお願いしている東京国⽴近代美術館主任研究員の成相肇さん、俳優・美術家の遠藤麻衣さん、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授の清水知子さんと一緒に、成相さんの近著『芸術のわるさ – コピー、パロディ、キッチュ、悪』の読書会を開催します。今回は『芸術のわるさ』の「神農の教え」を読んで話し合います。できれば事前に読んで参加するのをおすすめしますが、読んでいなくても、本を持っていなくても大丈夫です。ぜひお気軽にご参加ください。
日時:2023年8月7日(月)19:30〜21:30
会場:SUGAR CUBE(東京都杉並区天沼3-1-5 サン建設ビル地下1階)
※JR線・丸の内線「荻窪駅」北口から徒歩約4分
オンライン:Peatixのイベント視聴ページでのVimeoの埋め込み配信
定員:【会場】20名、【オンライン】20名
料金:【会場】無料(1ドリンクオーダー)【オンライン】無料
<出演者> 成相 肇(東京国⽴近代美術館主任研究員/美術批評家)
遠藤麻衣(俳優・美術家)
清水知子(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授/文化理論、メディア文化論)
<予約方法>
https://sugar-cube-book-club-01.peatix.com/
【 今回読むテキスト 】
「神農の教え」『芸術のわるさ – コピー、パロディ、キッチュ、悪』
https://katabamishobo.com/books
Reading Group: ボリス・グロイス「芸術、技術、そしてヒューマニズム」
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Reading Group: ボリス・グロイス「芸術、技術、そしてヒューマニズム」
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<担当>
清水知子(文化理論、メディア文化論/筑波大学人文社会学系准教授)
■ ボリス・グロイス「芸術、技術、そしてヒューマニズム」について話し合います。当日までに一度は読んで参加するのをおすすめします。ひとりで読んだときとは違った何かに気付くかもしれません。
日時:2019年8月29日(木)19:30~21:30 ※開場は19:00
場所:東京都文京区本郷7丁目(参加予定の方にはメールで詳細をお伝えします)
定員:12人(予約制) 参加費:無料
<予約方法>
定員を超えましたので、予約受付は終了しました。ありがとうございます。
【 プロフィール 】
清水知子|Tomoko Shimizu
筑波大学人文社会系准教授。博士(文学)。専門は文化理論/メディア文化論。著書に『文化と暴力――揺曳するユニオンジャック』(月曜社)、『21世紀の哲学をひらく――現代思想の最前線への招待』(共著、ミネルヴァ書房)、『地域アート――美学/制度/日本』(共著、堀之内出版)、訳書にジュディス・バトラー『アセンブリ-行為遂行性・複数性・政治-』(佐藤嘉幸との共訳、青土社)、スラヴォイ・ジジェク『ジジェク自身によるジジェク』(河出書房新社)、アントニオ・ネグリ&マイケル・ハート『叛逆――マルチチュードの民主主義宣言』(水嶋一憲との共訳、NHKブックス)など。
【 今回読むテキスト 】
ボリス・グロイス「芸術、技術、そしてヒューマニズム」角尾宣信 訳、思想2018年4月号(No. 1128)
https://www.iwanami.co.jp/book/b356803.html
Boris Groys, “Art, Technology, and Humanism,” e-flux journal #82, May 2017
https://www.e-flux.com/journal/82/127763/art-technology-and-humanism/
Reading Group: ボリス・グロイス「芸術、技術、そしてヒューマニズム」
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<担当>
清水知子(文化理論、メディア文化論/筑波大学人文社会学系准教授)
■ ボリス・グロイス「芸術、技術、そしてヒューマニズム」について話し合います。当日までに一度は読んで参加するのをおすすめします。ひとりで読んだときとは違った何かに気付くかもしれません。
日時:2019年8月29日(木)19:30~21:30 ※開場は19:00
場所:東京都文京区本郷7丁目(参加予定の方にはメールで詳細をお伝えします)
定員:12人(予約制) 参加費:無料
<予約方法>
定員を超えましたので、予約受付は終了しました。ありがとうございます。
【 プロフィール 】
清水知子|Tomoko Shimizu
筑波大学人文社会系准教授。博士(文学)。専門は文化理論/メディア文化論。著書に『文化と暴力――揺曳するユニオンジャック』(月曜社)、『21世紀の哲学をひらく――現代思想の最前線への招待』(共著、ミネルヴァ書房)、『地域アート――美学/制度/日本』(共著、堀之内出版)、訳書にジュディス・バトラー『アセンブリ-行為遂行性・複数性・政治-』(佐藤嘉幸との共訳、青土社)、スラヴォイ・ジジェク『ジジェク自身によるジジェク』(河出書房新社)、アントニオ・ネグリ&マイケル・ハート『叛逆――マルチチュードの民主主義宣言』(水嶋一憲との共訳、NHKブックス)など。
【 今回読むテキスト 】
ボリス・グロイス「芸術、技術、そしてヒューマニズム」角尾宣信 訳、思想2018年4月号(No. 1128)
https://www.iwanami.co.jp/book/b356803.html
Boris Groys, “Art, Technology, and Humanism,” e-flux journal #82, May 2017
https://www.e-flux.com/journal/82/127763/art-technology-and-humanism/
studies / 本を読む #1 / 田中功起『質問する』
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studies / 本を読む #1 / 田中功起『質問する』
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<ゲスト>
粟田大輔(美術批評)
清水知子(比較文学・文化理論、メディア文化論)
■今回の「studies / 本を読む」は、田中功起『質問する』(株式会社アートイット)について話し合います。当日までに一度は読んで参加するのをおすすめします。ひとりで読んだときとは違った何かに気付くかもしれません。
日時:2013年10月5日(土)15:00~18:00 ※開場は14:30
場所:blanClass(神奈川県横浜市南区南太田4-12-16)[地図]
定員:30人(要予約) 参加費:1,200円/1,000円(学生)
【 プロフィール 】
粟田大輔|Daisuke Awata
1977年生まれ。美術批評。アート専門のインターネット放送局「comos-tv」の運営メンバー。論考に「書き換えられるシステム」、「ポスト消費社会と映像の再生産」などがある。
http://comos-tv.com/
清水知子|Tomoko Shimizu
愛知県生まれ。現在、筑波大学大学院専任講師。著書に『文化と暴力――揺曵するユニオンジャック』(月曜社)、『ドゥルーズ/ガタリの現在』(共著、平凡社)など。訳書にデイヴィッド・ライアン『9・11以後の監視』(明石書店)、スラヴォイ・ジジェク『ジジェク自身によるジジェク』(河出書房新社)、ジュディス・バトラー『自分自身を説明すること』(共訳、月曜社)、同『権力の心的な生』(共訳、月曜社)、ネグリ+ハート『叛逆』(共訳、NHKブックス)ほか。
【 今回読む本 】
田中功起『質問する』
studies / 本を読む #1 / 田中功起『質問する』
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<ゲスト>
粟田大輔(美術批評)
清水知子(比較文学・文化理論、メディア文化論)
■今回の「studies / 本を読む」は、田中功起『質問する』(株式会社アートイット)について話し合います。当日までに一度は読んで参加するのをおすすめします。ひとりで読んだときとは違った何かに気付くかもしれません。
日時:2013年10月5日(土)15:00~18:00 ※開場は14:30
場所:blanClass(神奈川県横浜市南区南太田4-12-16)[地図]
定員:30人(要予約) 参加費:1,200円/1,000円(学生)
【 プロフィール 】
粟田大輔|Daisuke Awata
1977年生まれ。美術批評。アート専門のインターネット放送局「comos-tv」の運営メンバー。論考に「書き換えられるシステム」、「ポスト消費社会と映像の再生産」などがある。
http://comos-tv.com/
清水知子|Tomoko Shimizu
愛知県生まれ。現在、筑波大学大学院専任講師。著書に『文化と暴力――揺曵するユニオンジャック』(月曜社)、『ドゥルーズ/ガタリの現在』(共著、平凡社)など。訳書にデイヴィッド・ライアン『9・11以後の監視』(明石書店)、スラヴォイ・ジジェク『ジジェク自身によるジジェク』(河出書房新社)、ジュディス・バトラー『自分自身を説明すること』(共訳、月曜社)、同『権力の心的な生』(共訳、月曜社)、ネグリ+ハート『叛逆』(共訳、NHKブックス)ほか。
【 今回読む本 】
田中功起『質問する』
権力の関係性を巡って #0
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権力の関係性を巡って #0
Bureau d'Etudes(アーティスト・ユニット)+いちむらみさこ(アーティスト)+清水知子(比較文学・文化理論、メディア文化論)+杉田敦(美術批評)+成田圭祐(IRREGULAR RHYTHM ASYLUM)+藤井光(美術家/映画監督)
//////////
権力の関係性を巡って、フランクに意見交換をします。
日時:2013年8月23日(金)17:00~20:00
場所:東京都現代美術館 第二研修室
※本イベント「権力の関係性を巡って #0」はクローズドのイベントとして開催します。参加希望の方は詳細などをCAMP(notesoncamp(at)gmail.com ※「(at)」を「@」に変更してください)までお問い合わせください。
【 プロフィール 】
Bureau d'Etudes|ビュロー・デテュード
ビュロー・デテュードは、フランスを拠点に活動するレオノア・ボナチーニとザビエ・フォートによるアーティスト・ユニット。2001年から、世界経済を構築する政府、銀行、大企業、メディアやシンクタンク等の関係性を、その膨大なリサーチと分析により地図として可視化する作品を発表してきた。その地図に現れる世界とは、我々がイメージとして持っている平坦で静的な世界地図とは程遠く、その複雑な関係性と圧倒的な情報量は全体像の把握を拒む。しかしながら、ある部分を注意深く読み込んでみると、そこには国をまたいで巧妙に組織された権力のシステムや企業の驚くべきネットワークなどが示されている。10月3日から東京都現代美術館で開催される「うさぎスマッシュ展―世界に触れる方法」に向けて新作を準備中であり、8月に来日し調査を行う予定。
http://bureaudetudes.org/
いちむらみさこ|Misako Ichimura
兵庫県尼崎生まれ。2003年から東京の公園のテント村で暮らし小川てつオと物々交換カフェ・エノアール、絵を描く会を運営。2006年著書「Dear キクチさん、―ブルーテント村とチョコレート」キョートット出版。2007年ホームレスの女性たちが活動する「ノラ」主宰。ジェントリフィケーションの抵抗運動やフェミニズムなどに関する表現活動を行っている。
清水知子|Tomoko Shimizu
愛知県生まれ。筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科修了。現在、筑波大学大学院専任講師。専門は、比較文学・文化理論、メディア文化論。著書に、『文化と暴力――揺曵するユニオンジャック』(月曜社、2013年)。共著に、『ドゥルーズ/ガタリの現在』(平凡社、2008年)など。訳書に、デイヴィッド・ライアン『9・11以後の監視』(明石書店、2004年)、スラヴォイ・ジジェク『ジジェク自身によるジジェク』(河出書房新社、2005年)、ジュディス・バトラー『自分自身を説明すること』(共訳、月曜社、2008年)、同『権力の心的な生』(共訳、月曜社、2012年)、ネグリ+ハート『叛逆――マルチチュードの民主主義宣言』(共訳、NHKブックス、2013年)ほか。
杉田敦|Atsushi Sugita
1957年生まれ。美術批評、女子美術大学芸術表象専攻教授。芸術関連の主な著書に『ナノ・ソート』(彩流社)、『リヒター、グールド、ベルンハルト』(みすず書房)、『アートで生きる』(美術出版社)、『inter-views』(美学出版)など、紀行として『白い街へ』『アソーレス、孤独の群島』(以上、彩流社)などがある。また、オルタナティヴ・スペース art & river bank を運営するとともに、『critics coast』(越後妻有アートトリエンナーレ)、『Picnic』(増本泰斗との恊働プロジェクト)など、アート・プロジェクトも数多く手がける。
成田圭祐|Keisuke Narita
1976年東京生まれ。2004年から、国内外の社会運動や対抗文化から発信される情報やグッズ、またそれらに関わる人々が集うインフォショップ「IRREGULAR RHYTHM ASYLUM(イレギュラー・リズム・アサイラム)」を運営。アナキズム文献センター運営にも携わる。
http://irregular.sanpal.co.jp/
藤井光|Hikaru Fujii
1976年東京都生まれ。同地在住。パリ第8大学美学・芸術第三博士課程DEA卒。1995年渡仏。2005年帰国以降、現代日本の社会政治状況を直截的に扱う表現活動へと転換。
http://hikarufujii.com/
権力の関係性を巡って #0
Bureau d'Etudes(アーティスト・ユニット)+いちむらみさこ(アーティスト)+清水知子(比較文学・文化理論、メディア文化論)+杉田敦(美術批評)+成田圭祐(IRREGULAR RHYTHM ASYLUM)+藤井光(美術家/映画監督)
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権力の関係性を巡って、フランクに意見交換をします。
日時:2013年8月23日(金)17:00~20:00
場所:東京都現代美術館 第二研修室
※本イベント「権力の関係性を巡って #0」はクローズドのイベントとして開催します。参加希望の方は詳細などをCAMP(notesoncamp(at)gmail.com ※「(at)」を「@」に変更してください)までお問い合わせください。
【 プロフィール 】
Bureau d'Etudes|ビュロー・デテュード
ビュロー・デテュードは、フランスを拠点に活動するレオノア・ボナチーニとザビエ・フォートによるアーティスト・ユニット。2001年から、世界経済を構築する政府、銀行、大企業、メディアやシンクタンク等の関係性を、その膨大なリサーチと分析により地図として可視化する作品を発表してきた。その地図に現れる世界とは、我々がイメージとして持っている平坦で静的な世界地図とは程遠く、その複雑な関係性と圧倒的な情報量は全体像の把握を拒む。しかしながら、ある部分を注意深く読み込んでみると、そこには国をまたいで巧妙に組織された権力のシステムや企業の驚くべきネットワークなどが示されている。10月3日から東京都現代美術館で開催される「うさぎスマッシュ展―世界に触れる方法」に向けて新作を準備中であり、8月に来日し調査を行う予定。
http://bureaudetudes.org/
いちむらみさこ|Misako Ichimura
兵庫県尼崎生まれ。2003年から東京の公園のテント村で暮らし小川てつオと物々交換カフェ・エノアール、絵を描く会を運営。2006年著書「Dear キクチさん、―ブルーテント村とチョコレート」キョートット出版。2007年ホームレスの女性たちが活動する「ノラ」主宰。ジェントリフィケーションの抵抗運動やフェミニズムなどに関する表現活動を行っている。
清水知子|Tomoko Shimizu
愛知県生まれ。筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科修了。現在、筑波大学大学院専任講師。専門は、比較文学・文化理論、メディア文化論。著書に、『文化と暴力――揺曵するユニオンジャック』(月曜社、2013年)。共著に、『ドゥルーズ/ガタリの現在』(平凡社、2008年)など。訳書に、デイヴィッド・ライアン『9・11以後の監視』(明石書店、2004年)、スラヴォイ・ジジェク『ジジェク自身によるジジェク』(河出書房新社、2005年)、ジュディス・バトラー『自分自身を説明すること』(共訳、月曜社、2008年)、同『権力の心的な生』(共訳、月曜社、2012年)、ネグリ+ハート『叛逆――マルチチュードの民主主義宣言』(共訳、NHKブックス、2013年)ほか。
杉田敦|Atsushi Sugita
1957年生まれ。美術批評、女子美術大学芸術表象専攻教授。芸術関連の主な著書に『ナノ・ソート』(彩流社)、『リヒター、グールド、ベルンハルト』(みすず書房)、『アートで生きる』(美術出版社)、『inter-views』(美学出版)など、紀行として『白い街へ』『アソーレス、孤独の群島』(以上、彩流社)などがある。また、オルタナティヴ・スペース art & river bank を運営するとともに、『critics coast』(越後妻有アートトリエンナーレ)、『Picnic』(増本泰斗との恊働プロジェクト)など、アート・プロジェクトも数多く手がける。
成田圭祐|Keisuke Narita
1976年東京生まれ。2004年から、国内外の社会運動や対抗文化から発信される情報やグッズ、またそれらに関わる人々が集うインフォショップ「IRREGULAR RHYTHM ASYLUM(イレギュラー・リズム・アサイラム)」を運営。アナキズム文献センター運営にも携わる。
http://irregular.sanpal.co.jp/
藤井光|Hikaru Fujii
1976年東京都生まれ。同地在住。パリ第8大学美学・芸術第三博士課程DEA卒。1995年渡仏。2005年帰国以降、現代日本の社会政治状況を直截的に扱う表現活動へと転換。
http://hikarufujii.com/
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