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見ることと教育、と批評
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<ゲスト>
沢山遼(美術批評)
星野太(美学/表象文化論)
成相肇(府中市美術館学芸員)

■ある作品を吟味する/考える/理解する/評価するということはどういうことか。また、それを身につけ、他者に伝えるということはどういうことか。それらはいかにして可能か。意味を固定し退屈化してゆく「鑑賞」を批判的に乗り越えるべく、「見ること」に問題を設定します。
■同じく退屈化され、美術の議論からは乖離して扱われ続けている「教育」を「見ること」へと招き入れるとともに、今回は「批評」をテーマに交えます。美術批評、研究者、学芸員など、それぞれの専門的見地から参加者とともに議論していきます。

日時:2010年10月2日(土)14:00〜16:00 ※受付開始は13:30
会場:荻窪ベルベットサン(アクセス
定員:30人(予約制) 参加費:1,000円


【 プロフィール 】
沢山遼|Ryo Sawayama
1982年生まれ。美術批評。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻修了。論文に「分割される自己—ロザリンド・クラウスにおける彫刻とヴィデオの諸問題」(『第一回所沢ビエンナーレ美術展 引込線』所沢ビエンナーレ実行委員会、2009年)、「レイバー・ワーク:カール・アンドレにおける制作の概念」(『美術手帖』2009年10月号)、「非在の表象——ゴードン・マッタ=クラークの初期作品群」(『LACワークショップ論文集』第2号、LAC研究会、2008年)ほか。
成相肇|Hajime Nariai
1979年生まれ。府中市美術館学芸員。専門は岡本太郎とその周辺。主な担当展に「第4回府中ビエンナーレ」、「純粋なる形象ーディーター・ラムスの時代」、「夏休み子どもびじゅつかん ミマクル・ミラクル」など。
星野太|Futoshi Hoshino
1983年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程、日本学術振興会特別研究員。専攻は美学、表象文化論。現在は偽ロンギノスの研究を中心に、西洋における美学/修辞学の概念としての「崇高」の系譜学的調査をおこなっている。共訳書にエイドリアン・フォーティー『言葉と建築——語彙体系としてのモダニズム』(鹿島出版会、2006年)、論文に「表象と再現前化——『哲学辞典』におけるベルクソンの「表象」概念再考」(『表象』第3号、2009年)、「パトスに媒介されるイメージ——偽ロンギノス『崇高論』における「パンタシアー」の概念について」(『表象文化論研究』第8号、2009年)など。
http://starfield.petit.cc/