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アートの未来を考える ー環境化する映像とその創造性

<ゲスト>
遠藤水城(キュレーター)
辻憲行(東京都写真美術館学芸員)
光岡寿郎(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程/日本学術振興会特別研究員)
星野太(東京大学大学院総合文化研究科博士課程/日本学術振興会特別研究員)

■横浜国際映像祭、恵比寿映像際、国立近代美術館で開催された『ヴィデオを待ちながら 映像、60年代から今日へ』、水戸芸術館で開催予定の『リフレクションー映像が見せる社会と「私」(仮称)』など、映像を扱った様々なフェスティバルや展覧会が最近数多く企画されています。一方で、テレビ、YouTubeやニコニコ動画などのインターネットメディア、携帯、屋外の巨大ビジョンなど、私たちの映像体験はきわめて多様化しています。このような状況の中、多様でとらえがたい「映像」についての現在のありようと、創造性との関わりについて考えてみましょう。

日時:2009年11月23日(月・祝)19:30〜21:30 ※開場は19:00
会場:ZAIM 交流サロン(アクセス
定員:30人(予約制) 参加費:500円

【 プロフィール 】
遠藤水城|Mizuki Endo
アーカス・プロジェクト ディレクター、横浜国際映像祭(CREAM09, International Festival for Arts and Media Yokohama)キュレーター。フリーランスのキュレーターとして世界各地で活躍。art space tetra(2004/福岡)、Future Prospects Art Space(2005/マニラ)、遊戯室(2007/水戸)など、アートスペースの設立にも携わる。
辻憲行|Noriyuki Tsuji
東京都写真美術館学芸員、第1回恵比寿映像祭キュレーター。1998年より2006年まで秋吉台国際芸術村にてアーティスト・イン・レジデンスや展覧会、教育プログラムなどの企画・運営に携わる。主な企画展は古郷卓司(*CANDY FACTORY)との企画「BOOGIE WOOGIE WONDERLAND」、「CHANNEL_0」展、「TRANSFORMER」展など。
光岡寿郎|Toshiro Mitsuoka
1978年生まれ。メディア研究/博物館研究。東京大学大学院人文社会系博士課程/日本学術振興会特別研究員。SETENVの創設メンバーとして展覧会やシンポジウムの企画に携わる一方で、ミュージアムをメディア研究の視点から論じている。『Artscape』において2007-2009に連載していた「ミュージアムノート」を参照ください。
星野太|Futoshi Hoshino
1983年生まれ。美学、表象文化論研究。東京大学大学院総合文化研究科博士課程/日本学術振興会特別研究員。映像環境をめぐる最近の仕事に「美術館の中の映画」(EOS ArtBooks Catalogue 2009/Fall、2009年)、「2週間後──「CREAM フォーラム」再考」(座談会@新港ピア ラボスペース、2009年11月15日)など。