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朝CAMP<5> アリストテレス『ニコマコス倫理学』
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<ゲスト>
西山雄二(首都大学東京准教授/国際哲学コレージュ・プログラム・ディレクター)

■朝CAMPは、通勤や通学前にコーヒーを飲みながら、ゲストが選んだ一冊の「古典」をみんなで気軽に読んでみようという企画です。今回読む本は、アリストテレス『ニコマコス倫理学』(第8巻および第9巻「友愛」)(岩波文庫版の場合、下巻65-148頁)です。前半はゲストが関心に沿って発表します。後半はみんなでいろいろ話しましょう。朝のさえた頭で考えるとなにか新しい発見があるかも!

日時:2010年7月30日(金)7:30〜9:00
場所:新宿周辺のカフェ(参加者にはメールでお伝えします)
定員:12人(要予約) 参加費:無料(飲み物代などは実費)

定員を超えましたので、予約受付は終了しました。ありがとうございます。(07/07 14:05)

【 趣旨 】
鳩山由紀夫・元首相は祖父の思想を引き継いで、自愛が利他を生む「友愛政治」を掲げた。鳩山は自己の品位と尊厳を高めることで、異質な他者の尊重が達成される「自立と共生の原理」を「友愛」と呼んだのだった。ところで、友愛をたんなる私的な関係として考察するだけでなく、政治的な原理として初めて理論化したのはそもそもアリストテレスである。友の姿、友の種類、友の数、友と共生、友愛の能動と受動など、さまざまな論点が網羅されたこの古典的名著は友愛論の優れた原点である。いまなら少しは時間があるでしょうから、鳩山さんもよかったらどうぞ。(文責:西山)

【 プロフィール 】
西山雄二|Yuji Nishiyama
1971年生まれ。2006年一橋大学博士課程修了。東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター(UTCP)」特任講師を経て、現在、首都大学東京都市教養学部准教授/国際哲学コレージュ・プログラム・ディレクター。主な編著に『哲学と大学』(未来社)。主な訳書にジャック・デリダ『条件なき大学』(月曜社)など。映画作品に『哲学への権利——国際哲学コレージュの軌跡』

【 今回読む本 】
アリストテレス『ニコマコス倫理学』第8巻および第9巻「友愛」
※岩波文庫版の場合、下巻65-148頁