「誰?」 新日本民俗学2008
<展示作家>
菅絢子
■顔を剥ぎ取られた瞬間、その人間は明瞭な個を失う。思わず「誰?」と問いたくなる彼の全身像を知るためには、二つの方法しか残されていない。かろうじて垣間見える彼のアイデンティティーを掬い取るか、等身大の彼に身を重ね、空虚な顔を代弁するか。土着、そして個人。乖離しつつあるように見える両者を提示した上で、優しく再考を突きつけてくる菅絢子の作品は、人間の原初を探るための究極のエンターテインメントである。
■観光地によくある「顔出し看板」の形状を模した作品(<HIRATA MITSUE>ほか)を展示します。是非カメラを持ってご来場ください。
期間:2008年3月27日(木)〜4月5日(土)
時間:12:00〜20:00(土日は19:00まで/3月27日は17:00から)
会場:Otto Mainzheim Gallery(アクセス)
入場料:無料(予約不要)
【 プロフィール 】
菅絢子|Ayako Kan
1981年埼玉県生まれ。東京芸術大学音楽環境創造科卒業。4月より同大学大学院映像研究科修士課程に在籍。
/ Events /
【 24/04/29 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1934a|ソヴィエト社会主義リアリズム
【 24/04/15 】『流れの中で』読書会 #7<第4章|革命的になること――カジミール・マレーヴィチについて>
【 24/04/01 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1934b|イギリスの彫刻
【 24/03/18 】『流れの中で』読書会 #6<第3章|アート・アクティヴィズムについて>
【 24/03/04 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1935|ベンヤミン、マルロー、デュシャン
【 24/02/19 】『流れの中で』読書会 #5<第2章|理論の眼差しのもとで>
【 24/02/05 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1936|米国のドキュメンタリー写真
【 24/01/22 】『流れの中で』読書会 #4<第1章|流れ(フロー)に入る>
【 24/01/08 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1937a|ヨーロッパの芸術とプロパガンダ
【 23/12/18 】『流れの中で』読書会 #3<イントロダクションー芸術の流体力学><第1章|流れ(フロー)に入る>
【 23/12/04 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1937b|両大戦間のヨーロッパ抽象
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