/ Events /

【 26/06/22 】『調査的感性術』読書会 #16
【 26/06/08 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1916b|写真と米国アヴァンギャルド
【 26/05/25 】『調査的感性術』読書会 #15<第17章|ラボとスタジオ>
【 26/05/11 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1917a|モンドリアンが抽象へと突破する
【 26/04/27 】『調査的感性術』読書会 #14<第16章|調査的コモンズ>
【 26/04/13 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1917b|『デ・ステイル』誌が発足する
【 26/03/30 】『調査的感性術』読書会 #13<第15章|機械調査>
【 26/03/16 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1918|デュシャン最後の絵画『tu m’(あなたは私を)』を描く
【 26/03/14 】CAMP@ルカノーズ・コンテンポラリー横浜校[超入門シリーズ|現代アートを学ぶ名著:ジョナサン・クレーリー『知覚の宙吊り――注意、スペクタクル、近代文化』×清水知子(文化理論、メディア文化論/東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)]
【 26/03/02 】『調査的感性術』読書会 #12<第14章|最小限の因果作用とフィールドの因果生>

悪の技術

//////////
悪の技術
//////////



Video streaming by Ustream
■風邪はほどよく引いたほうが健康のためになるのだと申します。
■規制だ自粛だ炎上だ、殺虫滅菌消毒無害を追い求め、僅かなほこりも逃さぬ不健康なまでの徹底した衛生潔癖の果てに、いつしか虫菌毒害の澱はタールの如く黒々と粘り気を増す一方でございます。
■かの柳田国男が悪の技術の必要を説いてはや80年、型通りの道徳の修得の裏で悪徳の術はもはや衰微の極み。じつにきれいに棲み分けた個と個とが、ひとたび接触して差し迫ればシネの一言で事を荒立てる稚拙を培い、読んで字の如く単刀直入に斬り込む芸なき安易さが世にはびこっております。
■火を使わねば火事が起こらぬわけでも無し。火の育て方の忘却が消し方の喪失につながるのと同様に、合理に溺れて悪の修練を怠ったが故にこそ、残虐を進んで招き入れているのではありますまいか。
■関係を主題に謳う芸術に数あれど、その大方が掲げる「善き」関係は、窮屈と退屈で編まれた世の道理に収まるのが落ちでありましょう。まして直近の大災厄を受けて、みな揃って善に眼差しを据えているいま、言うことを聞かぬ芸術の悪しき良心に従って、きびすを返してまっしぐらに走る次第でございます。
■ゼンポーだけが道じゃなし。後方確認悪口(アック)オーライ、いざ、不幸なる芸術へ。

<ゲスト>
成相肇(東京ステーションギャラリー学芸員)

日時:2012年10月12日(金)19:30~22:00 ※開場は18:30
場所:blanClass(神奈川県横浜市南区南太田4-12-16)[地図
参加費:1,200円/1,000円(学生) ※予約不要

【 プロフィール 】
成相肇|Hajime Nariai
東京ステーションギャラリー学芸員。1979年生まれ。2005年から2012年まで府中市美術館学芸員。専門は戦後日本のいわゆる現代美術。主な企画展に「夏休みこどもびじゅつかん ミマクル・ミラクル」、「石子順造的世界―美術発・マンガ経由・キッチュ行」など。