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モンテ・ヴェリタ、ドクメンタからイスタンブールへ

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モンテ・ヴェリタ、ドクメンタからイスタンブールへ
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スピーカー:杉田敦(美術批評)

キャロライン=クリストフ・バカルギエフがディレクションしている第14回イスタンブール・ビエンナーレ(2015年9月5日から11月1日まで開催中)は、ドクメンタ13後、初の、彼女の活動として注目を集めている。ドクメンタに特徴的に見られた多様性、関係性、政治性が、特異的に発生したものではなく、精神史的な文脈をもつものであることは、前回のCAMPのイヴェント『モンテ・ヴェリタからドクメンタヘ』(2015.2.11)ですでに触れた。それらの特徴は今回も受け継がれているのか。20世紀初頭、南スイスに誕生した奇跡的なコミューン、モンテ・ヴェリタからハラルド・ゼーマンが構想した総合芸術、そしてハンス・ウルリッヒ・オブリストのプロジェクトを経て、バカルギエフに結実したものは、どのようなかたちで提示されるのか。また、クルド、ISIS、シリア、アルメニア、キプロス、ギリシアとの複雑な関係や、直面するテロや難民など現実的な問題の前で芸術は一体何をなし得るのか。今回のイスタンブールを巡って想起される問題は少なくない。それらを単なる美術史や政治学の枠組みのなかで語るのではなく、バカルギエフが言うように、すべての回路をショートさせるトゥズル・ス(塩水)のように、あるいは塩分濃度を調整しながら水域と水域をつなぐボスフォラス海峡のように考えてみるということ。おそらくそれは、アドリア海に浮かぶ宝石のような、聖ラッザーロ島にもつながっていくことになるだろう。

▼第14回イスタンブール・ビエンナーレ
http://bienal.iksv.org/
▼モンテ・ヴェリタからドクメンタヘ
http://ca-mp.blogspot.jp/2015/01/monteverita.html

日時:2015年10月28日(水)19:00~21:00 ※開場は18:30
場所:お茶の水女子大学(詳細はメールでお伝えします)
定員:50人(予約制) 参加費:無料

<予約方法>
以下のフォームからお願いします。
定員を超えましたので、予約受付は終了しました。ありがとうございます。
http://goo.gl/forms/SNvcllscqB


杉田敦|Atsushi Sugita
1957年生まれ。美術批評、女子美術大学芸術表象専攻教授。近著に『静穏の書 白い街、リスボンへ』(彩流社)。芸術関連の主な著書に『ナノ・ソート』(彩流社)、『リヒター、グールド、ベルンハルト』(みすず書房)、『アートで生きる』(美術出版社)、『inter-views』(美学出版)など。紀行として『白い街へ』『アソーレス、孤独の群島』(以上、彩流社)などがある。また、オルタナティヴ・スペース art & river bank を運営するとともに、『critics coast』(越後妻有アートトリエンナーレ)、『Picnic』(増本泰斗との恊働プロジェクト)など、アート・プロジェクトも数多く手がける。2015年11月4日(水)から27日(金)まで空蓮房にて、個展『サンクチュアリあるいはアジールのあとに来るもの』を開催予定。 http://www.kurenboh.com/jp/show.html