パフォーマティブなアート
<ゲスト>
住友文彦(キュレーター)
ロジャー・マクドナルド(キュレーター)
■ハラルド・ゼーマン(1933 - 2005)のキュレーションによるドクメンタでの展覧会『態度が形になるとき(When Attitudes Become Form)』(ベルン/1969)は、多くのハプニングやパフォーマンスアートを紹介し、「美術とは何か」を問う歴史的なものでした。それから約40年が過ぎたいま、パフォーマティブ・ライブ・非物質といった言葉がキーワードとして浮かび上がる、いくつもの国際展が予定されています。
■アート・マーケットの活況が伝えられる現代美術界において、形を残すことができないパフォーマティブな「表現行為」が注目を集めているのはなぜなのか。国際展等でキュレーターを務めるお二人をゲストに迎え、レクチャーをして頂きます。「横浜トリエンナーレ2008」の予習にもなる貴重な機会!お見逃しなく!
日時:2008年7月29日(火)20:00〜22:00
会場:Otto Mainzheim Gallery(アクセス)
定員:30人(予約制) 参加費:1,000円(1ドリンク付)
【 プロフィール 】
住友文彦|Fumihiko Sumitomo
1971年生まれ。東京都現代美術館学芸員。NPO Arts Initiative Tokyo [AIT] 副ディレクター。韓国、中国、日本のアーティストが参加した「アウト・ザ・ウィンドウ」展(国際交流基金アジアセンター/2004)、戦後の美術から最新の動向までの取り組みを取り上げた「Possible Futures:アート&テクノロジー過去と未来」展(ICC/2005)を企画。また、日本の現代美術を紹介する展覧会として「Rapt!: 20 contemporary artists from Japan」展(オーストラリア/2006)、「美麗新世界」(中国/2007)の企画にも関わる。2008年は「川俣正[通路]」展(東京都現代美術館)やαMプロジェクト(武蔵野美術大学)のキュレーションを手掛ける。第3回南京トライエニアル『リフレクティブ・アジア』(中国, 9/10-10/10)、Platform Seoul 2008『I have nothing to say and I am saying it』(韓国, 10/25〜11/23)アソシエイト・キュレーター。
南京トライエニアル
http://www.njtriennial.org
Platform Seoul(今年のサイトは未公開)
http://samuso.egloos.com/
ロジャー・マクドナルド|Roger Mcdonald
1971年生まれ。NPO Arts Initiative Tokyo [AIT] 副ディレクター。イギリスのケント大学にて宗教学修士課程修了後、美術理論にて博士号を取得。1998年より、インディペンデント・キュレーターとして、国内外で数々の小規模な展覧会を企画。「横浜トリエンナーレ2001」では、南條史生氏のアシスタント・キュレーターとして、また、 2006年の第一回「シンガポールビエンナーレ2006」では、キュレーターとして活動。興味の対象は幅広く、キュレーションの歴史、特権的なアートスペース以外で行われるインディペンデントなキュレーションの可能性の研究のほか、キュレーションと社会政治研究のための個人的なアーカイヴ作りに取り組む。低予算で社会に介入してゆくインディペンデントな動き「タクティカル・キュレーティング(tactical curating)」を調査するウェブログ「タクティカル・ミュージアム(The Tactical Museum)」を主宰。アートスケープ・インターナショナルに展覧会評を執筆中。
/ Events /
【 24/11/11 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1928b|モダニズムのタイポグラフィ
【 24/10/28 】『流れの中で』読書会 #14<第12章|インターネット上のアート>
【 24/10/14 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1929|「映画と写真」
【 24/09/30 】『流れの中で』読書会 #13<第11章|ウィキリークス ─ 知識人の抵抗、もしくは陰謀としての普遍性>
【 24/09/16 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1930a|ドイツの女性写真家たち
【 24/09/02 】『流れの中で』読書会 #12<第10章|グーグル――文法を超えた単語>
【 24/08/19 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1930b|バタイユの造反するシュルレアリスム
【 24/08/05 】『流れの中で』読書会 #11<第9章|近代(モダニテイ)と同時代性――機械複製とデジタル複製>
【 24/07/22 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1931a|シュルレアリスムのオブジェ
【 24/07/08 】『流れの中で』読書会 #10<第8章|グローバル・コンセプチュアリズム再訪>
【 24/06/24 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1931b|ヨーロッパ絵画と彫刻と「不定形」
【 24/06/10 】『流れの中で』読書会 #9<第7章|リアリズムについて>
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