官能と文間
官能小説から読み解く「文間」という文章表現のありかたについて
<ゲスト>
川崎昌平(小説家/美術家)
■「一つの文と文との間をどのようにして飛ぶか、その筆勢は教えにくいもので、会得するほかはない。その人の持っている特色です。この文間文法の技巧は、ぜひおぼえてほしい」(鶴見俊輔「文章心得帖」より)。
■馴染みがあるようで、あまりない、わかるようで、やはりよくわからない、「文間」の概念。その「文間」の意味を問うべく、また、あるかもしれない可能性を追求すべく、異端文士川崎昌平が立ち上がった。官能小説における積年の研究をベースに、広く文章表現全般に渡って思考を重ね、実践的に言語を構成した成果をちらりとご紹介するワークショップ。アカデミックな要素がありそうで実はまったくない哄笑必至のトークショー。でもひょっとするとひょっとして「官能」と「文間」の不思議な相互関係が見えてくるかもしれません。
日時:2008年8月1日(金)20:00〜22:00
会場:Otto Mainzheim Gallery(アクセス)
定員:30人(予約制) 参加費:1,000円(1ドリンク付)
【 プロフィール 】
川崎昌平|Shouhei Kawasaki
1981年生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。文章表現をベースに幅広く活動するアーティスト。著書に『知識無用の芸術鑑賞』『ネットカフェ難民』(どちらも幻冬舎新書)『若者はなぜ正社員になれないのか』(ちくま新書)がある。『美術手帖』『翼の王国』などの雑誌に寄稿。
/ Events /
【 24/11/11 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1928b|モダニズムのタイポグラフィ
【 24/10/28 】『流れの中で』読書会 #14<第12章|インターネット上のアート>
【 24/10/14 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1929|「映画と写真」
【 24/09/30 】『流れの中で』読書会 #13<第11章|ウィキリークス ─ 知識人の抵抗、もしくは陰謀としての普遍性>
【 24/09/16 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1930a|ドイツの女性写真家たち
【 24/09/02 】『流れの中で』読書会 #12<第10章|グーグル――文法を超えた単語>
【 24/08/19 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1930b|バタイユの造反するシュルレアリスム
【 24/08/05 】『流れの中で』読書会 #11<第9章|近代(モダニテイ)と同時代性――機械複製とデジタル複製>
【 24/07/22 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1931a|シュルレアリスムのオブジェ
【 24/07/08 】『流れの中で』読書会 #10<第8章|グローバル・コンセプチュアリズム再訪>
【 24/06/24 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1931b|ヨーロッパ絵画と彫刻と「不定形」
【 24/06/10 】『流れの中で』読書会 #9<第7章|リアリズムについて>
【 24/11/11 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1928b|モダニズムのタイポグラフィ
【 24/10/28 】『流れの中で』読書会 #14<第12章|インターネット上のアート>
【 24/10/14 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1929|「映画と写真」
【 24/09/30 】『流れの中で』読書会 #13<第11章|ウィキリークス ─ 知識人の抵抗、もしくは陰謀としての普遍性>
【 24/09/16 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1930a|ドイツの女性写真家たち
【 24/09/02 】『流れの中で』読書会 #12<第10章|グーグル――文法を超えた単語>
【 24/08/19 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1930b|バタイユの造反するシュルレアリスム
【 24/08/05 】『流れの中で』読書会 #11<第9章|近代(モダニテイ)と同時代性――機械複製とデジタル複製>
【 24/07/22 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1931a|シュルレアリスムのオブジェ
【 24/07/08 】『流れの中で』読書会 #10<第8章|グローバル・コンセプチュアリズム再訪>
【 24/06/24 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1931b|ヨーロッパ絵画と彫刻と「不定形」
【 24/06/10 】『流れの中で』読書会 #9<第7章|リアリズムについて>