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彫刻を見ることと見せること
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<スピーカー>
石崎尚(目黒区美術館学芸員)
<モデレーター>
冨井大裕(美術家)

■作品について、制作と鑑賞の二項対立で語られることがありますが、展示はそこにどのような位置を占めるのか、という事に関心があります。制作と鑑賞のどちらにも曖昧な形で関ってくる展示という行為を手がかりに、彫刻を考えてみたいと思います。
■そして、このシリーズのこれまでの議論の中で触れられてきた、判断の問題や、作品が持つ別の可能性というテーマについても、言及してみたいと思います。

日時:2010年6月19日(土)15:00〜17:00 ※受付開始は14:30
会場:荻窪ベルベットサン(アクセス
定員:30人(予約制) 参加費:1,000円

【 プロフィール 】
石崎尚|Takashi Ishizaki
1977年東京都生まれ。2002年多摩美術大学大学院美術研究科芸術学専攻修了。世田谷美術館学芸員を経て、2009年より目黒区美術館学芸員。主な論考に「彫刻の臨界—日本の現代彫刻、70年代以後」、「彫刻の重さ」など。
冨井大裕|Motohiro Tomii
1973年新潟県生まれ。東京都在住。1999年武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了。日用品の使用と原理的な彫刻の両立を試みる希有な作家として知られる。これまでに個展・グループ展多数。2009年、galleryαMにて「変成態—リアルな現代の物質性」に参加。2008年3月より、茨城県のアーカス・スタジオにて、個展「企画展=収蔵展」を作品が朽ちるその日まで開催中。



関連のシリーズ
現在、ustreamの記録を公開中しています。ご興味があれば、ぜひ。

■4月 林卓行「《オブジェ》再論
http://www.ustream.tv/recorded/6403079
■5月 粟田大輔「反転と可能態
前半 http://www.ustream.tv/recorded/7307431
後半 http://www.ustream.tv/recorded/7307178