ミーティング:<休み時間ワークショップ>二人のめぐみ|ダンサー・振付家

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ミーティング:<休み時間ワークショップ>二人のめぐみ|ダンサー・振付家
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神村恵(ダンサー、振付家)、中村恵恩(ダンサー、振付家)、泉イネ(美術家、絵描き)と「<休み時間ワークショップ>二人のめぐみ|ダンサー・振付家」というイベントを開催します(一回目は9月16日にSTスポットで開催予定)。今回はその準備のためのミーティングを開催します。

日時:2015年7月31日(金)14:00〜17:00
場所:代々木公園(参加希望の方にはメールで詳細をお伝えします)
参加費:無料(予約制

神村恵|Megumi Kamimura
ダンサー、振付家。2004年よりソロ作品を発表し始め、国内外の様々な場所でパフォーマンスを行う。2006年より、神村恵カンパニーとしても活動を開始。また、他のアーティストとの共同制作も精力的に行っている。2010年トヨタコレオグラフィーアワードファイナリスト。2014年4月、STスポットにてカンパニー作品「腹悶」を上演。物質としての体、感覚する主体としての体、何かを指し示す体、が交差する場としてダンスを立ち上げる方法論を探っている。
http://www.kamimuramegumi.info/
中村恵恩|Megumi Nakamura
第17回ローザンヌ国際バレエコンクールにてプロフェッショナル賞を受賞後、モンテカルロバレエ団等を経て、1991~99年J・キリアン率いるネザーランド・ダンス・シアターに所属し活躍。退団後はオランダを拠点に活動し、2000年ソロ作品『Dream Window』でGolden Theater Prizeを受賞。2001年彩の国さいたま芸術劇場にて、キリアン振付『ブラックバード』上演、ニムラ舞踊賞受賞。2007年に日本へ活動の拠点を移した後はダンサーと振付家の活動を両立。Noism、Kバレエ、新国立バレエ団等の委嘱作品も多く手掛ける。また最近では『The Well-Tempered』、『時の庭』、新国立劇場にて『Shakespeare THE SONNETS』、KAAT神奈川芸術劇場にて『WHITE ROOM』を発表する等、首藤康之との創作活動も積極的に行っている。舞踊批評家協会新人賞、芸術選奨文部科学大臣賞、江口隆哉賞、横浜文化賞、服部智恵子賞等の受賞歴を持つ。
http://www.meguminakamura.com/
泉イネ|Ine Izumi
美術家、絵描き。絵とはあなたの見たい風景をテーマに、紙の上だけではなく、自分にとって描くこととは何かを問いながら表すと表さないの間を描く。主な個展に「空間の恋文」(CAPSULE, 2014)、「冬至の前 / 冬至 / 冬至の後と分けられた私はtaimatzの空間です」(taimatz, 2012)。他者との共同制作「And Zone」絵、ダンス、言葉のsession(ダンサー・美術批評との共同制作, 上野の森美術館ギャラリー, 2012)、2008年から綴っている制作「未完本姉妹二幕」。最近はある島に魅せられて、新たな風景を探そうと思いめぐらす日々。 
http://inneizumi.blogspot.jp



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<休み時間ワークショップ>二人のめぐみ|ダンサー・振付家
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休み時間、どうする?

辺りには目的やテーマがたくさんある。忙しなく日々はすごせる。そうしなきゃいけない理由もある。何も決まっていない余白のような時間は、不安かもしれない。それは、まだ遠い先のような死や無を身体が察するからかもしれない。なにもすることのない身体が、ただある不思議。それとも、何も決まっていない不安は、自分の失敗を見たく(見られたく)ないからなのか。たぶん、そんな不安や余白、失敗をも身一つで受けとめつづけ、なお動く身体を表すダンサーは、儚く強い。

「休み時間」は誰かと誰かと私が、いつもの役割を忘れて、目的も決めずに話しながら、忘れていた視点を思い出すような時間になるといいなぁと始めました。ワークショップはその延長で、「二人のめぐみ」は神村恵さん、中村恩恵さん。どちらも、絵描きにとって惹かれるダンサー・振付家です。身体一つで空間を描き変えていく、その思考や表現の違い、ときにびっくりするような感覚を、参加するみんなと一緒に気楽に目撃したいと思います。

休み時間は何もしないのが一番かもしれませんが、ワークショップなので …まずは子供が休み時間におしゃべりするように、参加者と二人の振付家それぞれが話しはじめ、その会話からあがってくる何かを身体の動きへつなげたり、その動きについて、もういちど言葉で捉え直したり、まったく違うことへ脱線したり、どうすると休めるのかを想ったり、疲れたら休んだり… と、循環しながら過ごせるといいです。

そしてその循環が終わるとき、その日その時にしか生まれない、ひとつの休み時間の色が振付られるような気がしています。(泉イネ)