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【 24/01/27 】ヒト・シュタイエル「デューティーフリー・アート」
【 24/01/13 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1927c|初期米国モダニズム
【 24/12/23 】Reading Group: グラント・ケスター「露わにされた技法 : 今日の美術批評のいくつかの限界について」
【 24/12/09 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1928a|国際構成主義
【 24/11/25 】Reading Group: ダニエル・ルービンシュタイン「写真による経験の殺戮」
【 24/11/11 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1928b|モダニズムのタイポグラフィ

EXHIBITION: 0404-0503

冷たく軽い城

<参加作家>
川崎昌平


■アン・シャーリー(赤毛のアン)はあらゆる事象に自ら命名を施すことによって、対象との距離をコントロールしようとした。その目的はおそらく、イメージの励起にあると思われる。物体へのイメージを増幅させる手法として、命名という行為を重んじ、そして楽しんだのである。
■書くという作業にも、似たところがある。さりげない、見落とされがちな相手を、文章によって描写するプロセスには、思考があり、興奮があり、そして歓喜がある。そうして編まれた「書かれたもの」は決してイメージそのものではないが、しかし、イメージのための準備として機能し、あるいはまた、読み手に、聞き手に、語り手に、絶え間ない愉悦の時間を与える可能性がある。(川崎昌平)

会期:2009年4月4日(土)〜5月3日(日)
時間:12:00〜19:00(土日祝は18:00まで)
会場:Otto Mainzheim Gallery(アクセス
入場料:無料(予約不要)

【 プロフィール 】
川崎昌平|Shouhei Kawasaki
1981年生まれ。埼玉県出身。東京芸術大学大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻修了。著書に『知識無用の芸術鑑賞』『ネットカフェ難民』(ともに幻冬舎、2007年)『若者はなぜ正社員になれないのか』(筑摩書房、2008年)などがある。