continue #1 原田賢幸「チアリング タイフーン」
■強風が吹いている広場でうつむきながらボンボンを振り続ける人の映像、ヘッドフォンから聞こえてくるハイテンションのかけ声、振ってくださいと言っているかのように思わせぶりに置かれたボンボン。原田の作品をずっと見ていても、誰をあるいは何を応援しているのかわからない。ハイテンションの声に押されて、目的もなくボンボンを振らされているように映像が見えてくる。置いてあるボンボンを振ってみる。いっしょに応援しているような気になってきて、ちょっと楽しい。やめるとむなしさが漂う。たとえ無意味でもなにか行うことで自分自身の存在をわずかだが見つけることができる。くだらないと思う。同時に、くだらないことなのかという疑問も。
会期:2009年4月4日(土)〜4月12日(日)
時間:12:00〜19:00(土日祝は18:00まで)
会場:continue(アクセス)
入場料:無料(予約不要)
【 プロフィール 】
原田賢幸|Masayuki Harada
1978年東京都生まれ。武蔵野美術大学大学院彫刻科在籍中。
http://home.t03.itscom.net/m_harada/
/ Events /
【 24/04/29 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1934a|ソヴィエト社会主義リアリズム
【 24/04/15 】『流れの中で』読書会 #7<第4章|革命的になること――カジミール・マレーヴィチについて>
【 24/04/01 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1934b|イギリスの彫刻
【 24/03/18 】『流れの中で』読書会 #6<第3章|アート・アクティヴィズムについて>
【 24/03/04 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1935|ベンヤミン、マルロー、デュシャン
【 24/02/19 】『流れの中で』読書会 #5<第2章|理論の眼差しのもとで>
【 24/02/05 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1936|米国のドキュメンタリー写真
【 24/01/22 】『流れの中で』読書会 #4<第1章|流れ(フロー)に入る>
【 24/01/08 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1937a|ヨーロッパの芸術とプロパガンダ
【 23/12/18 】『流れの中で』読書会 #3<イントロダクションー芸術の流体力学><第1章|流れ(フロー)に入る>
【 23/12/04 】Reading Group "ART SINCE 1900": 1937b|両大戦間のヨーロッパ抽象
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