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無為と革命
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なんでもないこと、は、なんにもならないこと、ではない。
なにもできないこと、は、なにもやらないこと、ではない。
芸術に意味と価値を山盛りにして、生き返るのは人間。
それで殺されるのは、死人と可能性と芸術。
(人間と芸術との決闘に際しては、芸術に介添えせよ)
なにかに「なる」、なにかを「やる」という希望の運動が、
無為に還元されてしまうほど、この世界は酷い。
その酷い現実と無為のあいだで、
ゆるキャラみたいな顔した革命君が、体を震わせているよ。
遠藤水城
日時:2014年1月17日(金)、18(土)、19(日)19:30~21:30 ※開場は19:00
場所:銀嶺会館6階(東京都新宿区神楽坂2-19)
定員:各20人(予約制) 参加費:各1,000円
企画:遠藤水城
17日(金)の<『1300年持ち歩かれた、なんでもない石』と「想像力」>と18日(土)の<『陸の果て、自己への配慮』と「絶望」>は定員を超えましたので、予約受付は終了しました。ありがとうございます。
17日(金)19:30~21:30
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『1300年持ち歩かれた、なんでもない石』と「想像力」
雨宮庸介(美術家)×遠藤水城(キュレーター)
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雨宮庸介は2013年、国東半島アートプロジェクトへの参加をきっかけに『1300年持ち歩かれた、なんでもない石』という前代未聞の作品を構想し、まもなく公開される予定です。時間の長さと愛の深さは、どこまで想像されうるのか。遠藤水城が聞きます。
18日(土)19:30~21:30
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『陸の果て、自己への配慮』と「絶望」
遠藤水城(キュレーター)×廣瀬純(映画批評、現代思想)
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遠藤水城は2012年1月6日より3月8日まで、青森県竜飛岬から福島県南相馬市まで徒歩で移動しました。それは『陸の果て、自己への配慮』という一冊の書物になっています。その行為に望みはあったのか。廣瀬純と共に話します。
19日(日)19:30~21:30
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『今日の踊り』と「他者」
眞島竜男(現代美術作家)×遠藤水城(キュレーター)
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眞島竜男は2012年12月17日より2013年7月20日まで、毎日欠かさずダンスを考案し、踊り、その様子を約二分間の映像『今日の踊り』にまとめ、Youtube上で日々公開し続けました。その日付は、東日本大震災後初めての衆議院選挙から参議院選挙のあいだ、を表しています。誰が為に踊るのか。遠藤水城が聞きます。
【 アクセス 】
銀嶺会館6階(東京都新宿区神楽坂2-19)[地図]
▼JR:総武線「飯田橋」駅下車、JR西口改札を出て右、100m先の神楽坂下交差点を渡って右、外堀通り沿い100m先の信号を左に入ってすぐ(徒歩3分)。▼東京メトロ:有楽町線/南北/東西線、都営地下鉄:大江戸線「飯田橋」駅下車。地下鉄出口B4a・B4bを出てすぐ(徒歩1分以内)。
【 プロフィール 】
雨宮庸介|Yosuke Amemiya
1975年生まれ。美術家。1999年より作品発表をはじめ、彫刻、ドローイング、ビデオインスタレーション、パフォーマンスなどを媒体に、 近年は主に「併走」にまつわる作品を国内外で発表している。2011-2013まで秋からアムステルダムに滞在し、パフォーマンスや、木炭を用いたドローイングシリーズを中心に制作・発表。 主な個展に、「On Alongsideness」(Galerie Fons Welters、アムステルダム、2013年)、「ムチウチニューロン TEAM13」(トーキョーワンダーサイト渋谷、2008年)、「THE WORLD」(BOICE PLANNING、2005年)などがある。また、主なグループ展に、「六本木クロッシング2010ーアートは可能か?」(森美術館、2010年)、「TWIST and SHOUT -Contemporary Art from Japan-」(Bankok Art and Culture Center, Bangkok、2009年)、「第4回府中ビエンナーレトゥルー・カラーズ - 色をめぐる冒険」(府中市美術館、2008年)、「われらの時代」(水戸芸術館現代美術センター、2005年)などがある。
廣瀬純|Jun Hirose
1971年東京生まれ。映画批評、現代思想。龍谷大学経営学部准教授。アンスティチュ・フランセ東京にて映画の授業を担当。著書に『アントニオ・ネグリ』(青土社、2013年)、『絶望論』(月曜社、2013年)、『蜂起とともに愛がはじまる』(河出書房新社、2012年)、『シネキャピタル』(洛北出版、2009年)、『闘争のアサンブレア』(月曜社、2009年、Colectivo Situacionesとの共著)、『闘争の最小回路』(人文書院、2006年)、『美味しい料理の哲学』(河出書房新社、2005年)などがある。
眞島竜男|Tatsuo Majima
1970年東京都生まれ。1990年~1993年、Goldsmiths College, University of London在学。1997年~2000年、スタジオ食堂参加。2000年~2004年、Bゼミ Learning System専任講師。主な個展に、「無題(栄光の彼方に)」(TARO NASU、2012年)、「北京日記」(TARO NASU、2010年)、「The Incredible Shrinking Pizza」(Hiromi Yoshii、2005年)など。主なグループ展に、「引込線 2013」(旧所沢市立第2学校給食センター、2013年)、「But Fresh」(トーキョーワンダーサイト本郷、2012年)、「六本木クロッシング2007: 未来への脈動」(森美術館、2007年)、「食と現代美術 Part 2 美食同源」(BankART1929、2006年)、「第6回シャルジャー・インターナショナル・ビエンナーレ」(アラブ首長国連邦、2003年)など。 2010年から多数のパフォーマンス作品を発表。『鵠沼相撲・京都ボクシング』(blanClass、TARO NASU、2010年)、『右/左』(blanClass、2010年)、『0.2』(blanClass、2011年)、『ぶんてんていてんかいそていてんしんぶんてんにってーん』(blanClass、青山|目黒、清島アパート、2012年)、『美術館の猫』(blanClass、清島アパート、森美術館、2013年)など。
遠藤水城|Mizuki Endo
1975年札幌生まれ。インディペンデント・キュレーター。2005年、若手キュレーターに贈られる国際賞「Lorenzo Bonaldi Art Prize」受賞。国内外で展覧会等の企画多数。著書に『陸の果て、自己への配慮』(Pub、2013年)、インタビュー集に『アメリカまで』(とんつーレコード、2009年)、編著書に『曽根裕: Perfect Moment』(月曜社、2011年)、共訳書に『ルーツ―20世紀後期の旅と翻訳』(月曜社、2002年)がある。女子美術大学および京都精華大学にて非常勤講師。国際美術評論家連盟会員。東山アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)エグゼクティブ・ディレクター。国東半島アートプロジェクト・レジデンスディレクター。