TALK: 1201

展覧会というメディアの可能性
ーアート・交流・批評ー


<ゲスト>
橋本聡、藤井光、松原慈(以上、「POINT」展参加アーティスト)
住友文彦(キュレーター)、長内綾子(アシスタント・キュレーター)

■2008年夏、ソウルのオルタナティブスペースLOOPで、日本・韓国・タイの若手アーティスト7人による「POINT」展が開催され、日本からは橋本聡、藤井光、松原慈の3人が参加しました。この展覧会は、若手アーティスト・批評家の交流をメインプログラムとして、来年日本でも開催を予定しています。
■今回のトークでは、参加アーティストと共に今夏の韓国展をスライドと共に振り返るほか、キュレーションを担当した住友文彦が、これまで手がけてきた過去の国際交流展の中から、印象に残る事例を紹介。後半は、展覧会というメディアの可能性について、アーティスト、キューレター、観覧者それぞれの立場から意見交換の場を設け、次回の展覧会へ向けたファースト・ステップにしたいと考えています。

日時:2008年12月1日(月)20:00〜22:00
会場:Otto Mainzheim Gallery(アクセス
定員:30人(予約制) 参加費:1,000円(1ドリンク付)

【 プロフィール 】
橋本聡|Satoshi Hashimoto
1977年東京生まれ。2008年Asian Cultual Councilのグラントにより渡米、ISCP (International Studio & Curatorial Program) [NY] に参加。パフォーマティブ(行為遂行的)なインスタレーション作品を発表。日常的領域をも侵犯する特殊な状況は、見る者に様々な相反作用をもたらせ、私たちの自明性へも介入する。11/18〜29までαMプロジェクト2008『現れの空間』にて個展開催。
http://www.musabi.ac.jp/ampj/2008_4_exhibition.php
藤井光|Hikaru Fujii
1976年東京生まれ。フランス国立美術大学ENSADインタラクティヴ研究所卒。パリ第8大学第三期博士課程DEA(芸術・美学)卒。欧州でメディア・アーティストとして活動を始め、現在、行政・法律と芸術の関わりについての制作・研究を行っているほか、市民メディアセンターMediRにて長期ドキュメンタリー制作過程の講師を務めている。
http://www.hikarufujii.com/
松原慈|Megumi Matsubara
1977年東京生まれ。2004年ロンドン大学バートレット建築学校MA修了。制作活動の幅は、インタラクティブ、音楽やグラフィックから、空間・建築、展覧会まで多岐にわたる。2002年にassistantを設立し、各国のクライアントやアーティストと関わりながら、領域や国境から解放された活動を実践し続けている。2009年2月8日までDIESEL DENIM GALLERY AOYAMA 1Fにて展示「BOOJUM」開催中。
http://www.withassistant.net/
住友文彦|Fumihiko Sumitomo
1971年生まれ。東京都現代美術館学芸員/NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ(AIT)副ディレクター。「アート&テクノロジーの過去と未来」展(NTTインターコミュニケーション・センター/ICC、2005年)、「川俣正[通路]」展(東京都現代美術館、2008年)の企画のほか、韓国・中国・日本のアーティストが参加した「アウト・ザ・ウィンドウ」展(国際交流基金アジアセンター主催、2004年)、「Rapt!:20 contemporary artists from Japan」展(国際交流基金主催、オーストラリア、2006年)、「南京トリエンナーレ2008」(中国)、「PLATFORM SEOUL 2008」(韓国)などを共同企画。
長内綾子|Ayako Osanai
1976年北海道生まれ。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。フリーランスのデザイナーとして活動するほか、2004年11月に Survivart(サバイバート)を立ち上げ、広報やコーディネーターとして展覧会やイベントの企画・運営を行っている。「POINT」展ではアシスタント・キュレーターとして活動。
http://survivart.net/