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反転と可能態
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<スピーカー>
粟田大輔(美術批評)
<コメンテーター>
林卓行(美術批評・現代芸術論/玉川大学芸術学部准教授)
<モデレーター>
冨井大裕(美術家)
■デュシャンの初期作品における言語とイメージの問題にふれながら、反転と可能態をキーワードに作品における引用の構造について考えたいと思います。
■日本では、美術評論家の宮川淳が1960年後半から1970年代、芸術とテクノロジーの問題をふまえながら「つくる」という概念の見直しをはかり引用論を唱えています(宮川淳「引用について」『引用の織物』所収、筑摩書房)が、こうした論を前提に今日の表現にも目を向けながら、引用における反転と可能態としての表れについて思考することを試みます。
日時:2010年5月29日(土)19:00〜21:00 ※受付開始は18:30
会場:art & river bank(アクセス)
定員:30人(予約制) 参加費:1,000円(1ドリンク付き)
定員を超えましたので、予約受付は終了しました。
(05/28 11:40)
【 プロフィール 】
粟田大輔|Daisuke Awata
1977年生まれ。最近の論考に「『誤訳』の可能性」「書き換えられるシステム」など。今年6月に台北にて「data and vision」展を開催予定。
林卓行|Takayuki Hayashi
1969年東京生まれ。美術批評・現代芸術論/玉川大学芸術学部准教授。著書に『アンディ・ウォーホル(西洋絵画の巨匠9)』(小学館、2006年)、共著に藤枝晃雄編『現代芸術論』(武蔵野美術大学出版局、2004年)ほか。
冨井大裕|Motohiro Tomii
1973年新潟県生まれ。東京都在住。1999年武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了。日用品の使用と原理的な彫刻の両立を試みる希有な作家として知られる。これまでに個展・グループ展多数。2009年、galleryαMにて「変成態—リアルな現代の物質性」に参加。2008年3月より、茨城県のアーカス・スタジオにて、個展「企画展=収蔵展」を作品が朽ちるその日まで開催中。