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見ることと教育、と図工(以外)
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<スピーカー>
山本高之(アーティスト)
星野太(美学/表象文化論)
成相肇(府中市美術館学芸員)
■ある作品を吟味する/考える/理解する/評価するということはどういうことか。また、それを身につけ、他者に伝えるということはどういうことか。それらはいかにして可能か。意味を固定し退屈化してゆく「鑑賞」を批判的に乗り越えるべく、「見ること」に問題を設定します。
■同じく退屈化され、美術の議論からは別物として扱われがちな「教育」を「見ること」へと招き入れるとともに、今回は「図工(以外)」をテーマに掲げます。学校現場での教育者経験を持つアーティストの山本高之氏を迎え、初等教育の問題や、そこから広がる話題をゲストそれぞれの専門的見地から参加者とともに議論していきます。
日時:2010年12月10日(金)19:30〜21:30 ※受付開始は19:00
会場:art & river bank(アクセス)
定員:30人(予約制) 参加費:1,000円(1ドリンク付き)
【 プロフィール 】
山本高之|Takayuki Yamamoto
1974年愛知県生まれ。愛知教育大学大学院修了、チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインMA修了。子供が交わす会話や彼らの遊びに潜む創造的な感性を通じて、人間を育む社会の制度や慣習などの特殊性をシニカルに描き出すプロジェクトで知られる。主な参加展覧会に、「シャージャ・インターナショナル・ビエンナーレ」(アラブ首長国連邦)、「笑い展 現代アートに見る『おかしみ』の事情」(森美術館, 東京)、「あいちトリエンナーレ2010」(愛知)など。
成相肇|Hajime Nariai
1979年生まれ。府中市美術館学芸員。専門は岡本太郎とその周辺。主な担当展に「第4回府中ビエンナーレ」、「純粋なる形象ーディーター・ラムスの時代」、「夏休み子どもびじゅつかん ミマクル・ミラクル」など。
星野太|Futoshi Hoshino
1983年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程、日本学術振興会特別研究員。専攻は美学、表象文化論。現在は偽ロンギノスの研究を中心に、西洋における美学/修辞学の概念としての「崇高」の系譜学的調査をおこなっている。共訳書にエイドリアン・フォーティー『言葉と建築——語彙体系としてのモダニズム』(鹿島出版会、2006年)、論文に「表象と再現前化——『哲学辞典』におけるベルクソンの「表象」概念再考」(『表象』第3号、2009年)、「パトスに媒介されるイメージ——偽ロンギノス『崇高論』における「パンタシアー」の概念について」(『表象文化論研究』第8号、2009年)など。
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