幻の展覧会になりつつある!? 「希望の原理」について語る会

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幻の展覧会になりつつある!? 「希望の原理」について語る会
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大分県に位置する国東(くにさき)半島で、11月30日まで<国東半島芸術祭>が開催されています。今回は、芸術祭のいちプロジェクトである、レジデンスプロジェクト「希望の原理」展にフォーカスし、東京在住の参加作家2氏と企画スタッフを招いて、国東半島での滞在制作について、そして展覧会について語り合います。
若手の参加作家が渾身の新作を発表し、そこにキュレーター遠藤水城の徹底したコンセプトが加わることで、過去に前例を見ない異様な展覧会となった「希望の原理」。この、またとない東京での機会に、ぜひお誘い合わせのうえご参加ください。

ゲスト:千葉正也(アーティスト)、和田昌宏(アーティスト)
司会:長内綾子(国東半島芸術祭レジデンスプロジェクト「希望の原理」プロダクション・マネージャー)

日時:2014年11月11日(火)19:30-21:30 ※開場は19:00
場所:namGallery(東京都世田谷区大原1-56-6)[地図
定員:30人(予約制) 参加費:1,000円(1ドリンクチケット付き)
協力:国東半島芸術祭実行委員会、namGallery

※当日の参加者には、展示会場にて限定配布の作家解説のカード(B5サイズ、16枚)をセットで差し上げます

千葉正也|Masaya Chiba
1980年神奈川県生まれ、在住。個展に「生きていたから見れた素晴らしい世界」(シュウゴアーツ, 東京, 2011)、「果てしなく快適な生活」(16 Bungee, ソウル, 2011)、「三ツ境」(シュウゴアーツ, 東京, 2008)。主なグループ展に「Mono No Aware. Beauty of Things. Japanese Contemporary Art」(エルミタージュ美術館, サンクトペテルブルク, 2013-14)、「六本木クロッシング 2013 展:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために」(森美術館, 東京, 2013-14)、「2013 California-Pacific Triennial」(Orange County Museum of Art, ニューポートビーチ, カリフォルニア, 2013)など。
和田昌宏|Masahiro Wada
1977年東京生まれ、東京在住。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ卒業。これまで日常にあるもの、伝説的なものといった要素から生まれるインスタレーション、彫刻、パフォーマンスといった枠にはまらない制作・活動を続けている。主な展覧会に「横浜トリエンナーレ2014」(神奈川, 2014)、「Acting Out of Nothingness:from the APT Collection」(大和ファンデーション, イギリス, 2013)など。主な受賞歴、レジデンスにSOMA(メキシコシティ, メキシコ, 2013)、Gertrude Contemporary(メルボルン, オーストラリア, 2010)、JEANS FACTORY ART AWARDグランプリM賞(2006)など。
長内綾子|Ayako Osanai
1976年北海道生まれ。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒。フリーランスのデザイナーとして活動の傍ら、2004年、アーティストの岩井優らとSurvivart(サバイバート)を立ち上げ、トークや若手作家の展覧会等を企画。一方で、日韓交流展「POINT」(韓国:Alternative Space LOOP, 2008、日本:京都芸術センター, 2010)、「Re:Membering」(韓国:Doosan Art Center 他, 2010)、大邱写真ビエンナーレ2012(韓国大邱市)では住友文彦氏のアシスタント・キュレーターを務めた。また、3331 Arts Chiyoda プレオープン時からプログラム・コーディネーターとして、主催事業の企画・運営に携わり、2011年9月に離職。その後、仙台へ移住し、自宅の一軒家を『全部・穴・会館<ホール>』と命名して、イベントなどを不定期で行っている。国東半島芸術祭レジデンスプロジェクト「希望の原理」プロダクション・マネージャー。



国東半島芸術祭|レジデンスプロジェクト「希望の原理」
2014年10月4日(土)~11月30日(日)10:00-17:00 水曜定休
http://theprincipleof.org
http://kunisaki.asia/kibounogenri

国東半島の至る所に散らばってある「石たち」をモチーフにした展覧会です。無数にあるもの。かけがえのないもの。内側からひっそりと生み出されるもの。いつからかずっとそこにあるもの。天上から落ちてくるもの。地中から噴出するもの。変わらないもの。目立たないけれど確かなもの。触れられないもの。価値のないもの。とても価値のあるもの。旧町役場と元民家の二つの会場で、現代美術でも、もしかしたら芸術でもないかもしれない「ものたち」が響き合う空間が現れます。そこは、自然と人間の営みの間にそっと差し込まれるような、ささやかで奥深い場所になるはずです。