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支流:Looking for the way of resistance
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「個人的なことは政治的なこと(The personal is political)」。これは60年代以降のアメリカで起こった学生運動や第2波フェミニズム運動のスローガンだが、個人的なことだと思って諦めていたことが、実はその社会によって抑制されていたというのは、いつの時代にも共通しているのではないだろうか。共同体において起こりうる対立や嫌悪、制度のもとに切り捨てられ抑圧され続けるもの、人間が生み出す拒絶と受容はどのようにして表れるのだろうか。
本展では、日々消費される多様なニュースや記事、第二次世界大戦前の日本人売春婦、参政権をめぐる歴史的事象などを参照しながら、3人の作家がそれぞれ異なるアプローチで問題を探求していく。
会期:2016年11月24日(木)〜27日(日)
会場:HIGURE 17-15 cas(東京都荒川区西日暮里3-17-15)
入場無料
開催時間:11/24(木)25(金)17:00-21:00、26(土)27(日)13:00-20:00
レセプション:11月26日(土)18:00-20:00
企画・作品展示:滝朝子、本間メイ、良知暁
<アクセス>
JR山手線/京成線/日暮里・舎人ライナー「日暮里」駅 北改札西口から徒歩6分
JR山手線/東京メトロ千代田線/日暮里・舎人ライナー「西日暮里」駅 西口から徒歩8分
東京メトロ千代田線「千駄木」駅 2番出口から徒歩8分
<地図>
http://goo.gl/maps/Wyie
【 関連企画 】
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「自衛について考える」
ゲスト:近森拡充(NGO東京平和委員会理事) 企画:滝朝子
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日時:2016年11月26日(土)14:00-16:00
参加費:無料(予約制)
▼近森氏のレクチャー後、来場者を交えたディスカッション
個人を守ることと、国の政治的関係性における自衛隊の活動は乖離しているようだ。私たちの生きる場所が一つの国という形をとる以上、もう少し自分のこととして考える糸口を見つけたい。自衛隊の成り立ちや活動をふまえて、疑問や意見を交換する。軍や自衛隊がないイメージも考えてみたい。
<予約方法>
http://goo.gl/forms/SNvcllscqB
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「パラドックス/エクスクルージョン/レジスタンス」
滝朝子、本間メイ、良知暁
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日時:2016年11月27日(日)17:00-19:00
参加費:無料(予約不要)
▼出品作家による作品解説に続き、来場者を交えたディスカッション
家族、職場、国、地球など、大小の共同体で生きる私たちが、違う意見を持ちながらもそれぞれの立場を尊重し、どのような対話をしていけるのだろうか。また、当事者であるとは限らないアーティストが、政治や歴史にまつわるリサーチを元に制作し、それをきっかけに社会とどのように関わっていけるのか話し合う。
【 プロフィール 】
滝 朝子|Asako Taki
ワークショップや美術教育に携わり、有機的な創作・鑑賞活動を実践している。近年は安保法案、参議院選、都知事選といったさまざまなニュースや記事をSNSでシェアしつつ、しばしば単焦点的に語られる問題を自分の中で深めるプロセスとして、記事を印刷した紙の上にドローイングを描いている。本展では「防衛」に関するドローイングによって、国、政府、軍、国が守る個人、マイノリティ、テロリスト、 過激派(と呼ばれる人たち)、同盟国同士や国連など、立場による視点の違いから抜け落ちる想像力を補完しあうイメージ群を提示する。
本間メイ|Mei Homma
近世から現代にいたるインドネシアと日本の歴史的関係のリサーチを基点に、現在にも通ずる社会・政治的な問題や多国間関係を考察し、映像作品やオブジェ、ドキュメントを組み合わせたインスタレーションを発表している。本展では、インドネシアを代表する作家プラムディヤ・アナンタ・トゥールの小説やアーカイブ資料をもとに、「からゆきさん」として語られる、19世紀末から20世紀初頭にかけて世界各地で働いた売春婦の存在から、日本の近代化や第二次世界大戦前のインドネシアにおける日本人コミュニティ形成について再考する作品を発表する。
良知 暁|Akira Rachi
投票に関する領域横断的なリサーチに基づいた実践を、テキストや写真、パフォーマンスなどさまざまな方法で展開している。本展では、アメリカ合衆国ルイジアナ州で1964年に使用された参政権をめぐるリテラシーテストの一部を引用したファウンドポエトリーのほか、「ある場所を歩く」という継続的な行為と記録、イメージの関係性をめぐる作品を出品する。
/ Events /
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